遼くん白鵬に弟子入り!?巻き返しへ“裸一貫”出直し

[ 2011年12月7日 06:00 ]

パットのラインを相談する(左から)石川遼、堺正章、白鵬

 遼関、ごっちゃんです!石川遼(20=パナソニック)は6日、東千葉CCで正月番組の収録を行い、大相撲の横綱・白鵬(26=宮城野部屋)とタレントの堺正章(65)とゴルフ対決を行った。白鵬からは下半身強化のために、しこ、てっぽう、すり足の基本動作を勧められ、宮城野部屋への出稽古の誘いも受けた。石川も大横綱からの入門のススメに前向きな反応を示した。

 自分のフィールドであるゴルフでがっぷり四つの戦いを繰り広げた後、今度は横綱の土俵に誘われた。「日本で一番伝統ある文化の相撲というものを、まわしをつけて力士の気持ちを味わってみてほしい」。白鵬から相撲の稽古に招かれた石川は「横綱がそういうのであれば…」と少しためらいながらうなずいた。

 伝統文化を体験する以外にもゴルファーとしてのメリットがある。「僕が素人目で相撲を見ていても、横綱は足の指の力と腰の低さ、土台の強さが違う」と石川がうらやむ白鵬の強じんな下半身。角界一の安定感を誇る足腰は、しこ、てっぽう、すり足の基本動作を嫌というほど繰り返したたまものだ。

 石川も小学生の時に父親に言われて「しこトレ」をしていた時期もあった。しかし、当時は何の意味も分からず足を上げて下ろすだけ。「ゴルフ界も上半身のトレーニングを取り入れることが多くなってきたけど、基本は下半身だと思う」という今なら、しこを踏む必要性も理解できる。出稽古で白鵬の強さの神髄に触れれば得るものは大きい。

 ゴルフ界と相撲界を代表する2人が初めて出会ったのは08年末の表彰式。その後も頻繁にメールのやりとりを続けて、今や気心知れた間柄だ。「遼くんは力士でいえば(細身の)ソップ型。いい体してると思うんで人気が出ると思いますよ」と白鵬が言えば、石川も「把瑠都と当たったらどうなっちゃうんですかね」と想像を膨らませた。今季は国内未勝利で悔しさの残るシーズンだっただけに、裸一貫出直す覚悟でしこを踏む。

 ◆放送 6日に収録された石川と堺正章、横綱・白鵬とのテレビマッチのもようは来年1月1日、午後3時30分から6時までテレビ東京系「石川遼スペシャル RESPECT 新春スペシャル」で放送される。また、司会で草野仁、トークゲストとして大衆演劇の早乙女太一も出演する。

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