稀勢の里“異例”出稽古も…調整法は現師匠と相談

[ 2011年12月7日 06:00 ]

 大相撲の新大関・稀勢の里(25)が6日、千葉県松戸市の鳴戸部屋で初場所(来年1月8日初日、両国国技館)に向け、土俵上での稽古を再開した。

 大関初稽古となった前日はしこ、すり足などの基本運動のみで終わったが、この日はぶつかり稽古で若い衆に胸を出し「ま、汗をかいてね」と納得の表情だった。

 11月の九州場所前に先代鳴戸親方(元横綱・隆の里)が急死したため、今後の調整法は現師匠の鳴戸親方(元幕内・隆の鶴)と相談して考えるという。先代は「関取は若い衆を育てないといけない」と他の部屋に出稽古することに積極的ではなかったが、新大関は「行ってはいけないという意味ではなかった」と解釈。現師匠の意向もあるが、稀勢の里にとっては“異例”の出稽古敢行の可能性も出てきた。

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2011年12月7日のニュース