内柴容疑者 複雑な家庭環境をエネルギーに 常識にとらわれない行動も…

[ 2011年12月7日 06:50 ]

08年の北京五輪で、金メダルを掲げる内柴正人容疑者
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内柴正人容疑者 準強姦容疑で逮捕

 【内柴正人という男】逮捕された内柴正人容疑者はどのような人物だったのか。

 60キロ級でポスト野村の1番手とされた03年4月の全日本選抜体重別で、減量失敗により失格。内柴容疑者の五輪連覇は、ここからスタートしたと言っても過言ではない。66キロ級に階級変更したあとは猛練習に拍車がかかり、アジア予選をギリギリで通過して出場権を得たアテネ五輪本番では、すべて異なる技でオール一本勝ちするという離れ業で快挙を達成した。

 鬼気迫る練習態度は、兄が逮捕されるなど複雑な家庭環境をエネルギーに変えた結果といわれる。「内柴家を支える」と公言し、妻あかりさんや2子との家族関係も大切にしてきた。アテネ五輪後、一度も国際大会で優勝しなかったにもかかわらず、北京で連覇を達成したのは、たぐいまれな集中力の証明だった。

 その一方で、現役引退を突然自身のブログで発表するなど、常識にとらわれない行動が目立つ部分もあった。

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2011年12月7日のニュース