旭日松、幕下優勝!“苦節”6年半、新十両昇進確実

[ 2011年9月24日 06:00 ]

幕下優勝を決めた旭日松(右)は涙を流しながら勝ち名乗りを受ける

大相撲秋場所13日目

(9月23日 東京・両国国技館)
 西幕下12枚目の旭日松が豊後錦との全勝対決を制し、7戦全勝で優勝。九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)での新十両昇進を確実にした。

 1メートル72と小兵ながら、激しい突っ張りで押し出し。歓喜の花道では「昨晩から眠れず、昼飯も喉を通らないくらい緊張した。師匠や家族のおかげです」と目に涙を浮かべた。中学時代はレスリングで日本一になりながら、相撲が好きだったために角界入り。苦節6年半で夢をかなえ「みんなから好かれる相撲取りになりたい」と話した。

 ▽幕下優勝(7戦全勝)
 旭日松(あさひしょう=本名松嶋広太)西12枚目、千葉県野田市出身、大島部屋。千葉・木間ケ瀬中時代にレスリングの全国中学校選手権大会の85キロ級で優勝し、05年春場所初土俵。得意は押し。1メートル72、135キロ。22歳。

 ▽三段目優勝(7戦全勝)
 唐津海(からつうみ=本名佐々木誠二)西11枚目、佐賀県唐津市出身、玉ノ井部屋。04年春場所初土俵。得意は右四つ、寄り。1メートル82、183キロ。23歳。

 ▼唐津海 意識はしていなかったけど、6連勝していけるかなと思った。辛抱強い相撲が取れた。とりあえず幕下に戻ることが先決だった。

 ▽序ノ口優勝(7戦全勝)
 若山(わかやま=本名若山聡)東18枚目、千葉県勝浦市出身、阿武松部屋。大東大から先場所初土俵。得意は突き、押し。1メートル73、144キロ。19歳。

 ▼若山 いいスタートを切れた。今場所はずっと緊張していたが、体が動いていた。体格が似ている益荒海関が目標で、相手を下から押し上げる相撲を取りたい。

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2011年9月24日のニュース