遼、16位浮上!9番で痛恨トリプルも巻き返した

[ 2011年9月24日 06:00 ]

16番、グリーンを狙った2打目の行方を確認しようとダッシュする石川遼

パナソニック・オープン第2日

(9月23日 滋賀・琵琶湖CC=7005ヤード、パー71)
 石川遼(20=パナソニック)が予選落ち危機から巻き返して通算1アンダーで33位から16位に浮上した。9番でトリプルボギーを叩きながら後半をボギーなしの4バーディーで回り、70をマーク。2日目では今季2番目に多い大観衆の前でホストプロの意地を見せた。66で回ったS・K・ホ(38=韓国)が2位から首位に浮上した。
【第2R成績】

 9番パー4。林の中から脱出を図った第2打が前方の木に当たって隣の8番まで跳ね返り、トリプルボギーを叩いて前半で通算3オーバー。石川は60位台まで順位を落とし2週連続予選落ちの危機に陥った。フェアウエーが狭い上に1Wが不安定。「カットラインは2オーバーと思っていた。この難しいセッティングでどうなるか分からないと思った」。崖っ縁の状況にも諦めなかった。

 10番でスコアを1つ戻して迎えた12番パー4。初日は第1打を2Iで刻んだホール。この日は迷わず1Wを握った。「ここで直しておきたいという気持ちが1Wを選ばせた」というティーショットはフェアウエーへ。残り51ヤードの第2打を2メートルに付けてバーディー。流れをつかむと13、15番では1・5メートルを沈めた。2日目としては、中日クラウンズに次いで今季2番目に多い1万496人の大観衆を沸かせた。

 「予選を通りたい一心でした。練習場では調子がいい。残り2日プレーができてうれしい」。3日目は池田と同組で注目が集まるのは確実。また果敢なゴルフでギャラリーの期待に応える。

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