鈴木 「柔道をして日本を応援してくれることに感謝」

[ 2011年9月24日 09:50 ]

 東日本大震災の復興支援を目的とした柔道の日仏対抗親善大会は23日、パリで日本とフランスからそれぞれ男子7人、女子7人が出場して団体戦を行い、7―7で引き分けた。

 世界選手権で惨敗した男子重量級は、この日も精彩を欠いた。100キロ超級の鈴木は一本負け。左手を負傷している100キロ級の穴井は先に2度の指導を受けるなど苦戦した。
 穴井は延長の末に内股で一本勝ちしたが「いつもの釣り手を動かす柔道ができなかった」とさえない表情。篠原監督は「穴井はけがでまともに組めないとはいっても、もっとできる。100キロ級と100キロ超級は現状では厳しい」と不機嫌だった。

 
 ▼篠原信一・日本男子監督の話 震災の復興を支援してくれることはありがたい。でも、試合をするからには勝ちたかった。勝った選手も負けた選手も課題がある選手が多い。

 ▼園田隆二・日本女子監督の話 世界選手権の時と課題は変わっていない。組み手とかさばきがまだまだ。そのあたりを今後強化していかないと来年は厳しい。

 ▼鈴木桂治の話 こういう大会をやってくれてありがたい。柔道をして日本を応援してくれることに感謝している。試合に負けた悔しさはある。

 ▼穴井隆将の話 (左手の負傷で)いつもの釣り手を動かす柔道ができなかった。いい柔道を求められなかった。

 ▼上野順恵の話 気持ちいい。世界選手権の後もしっかりと練習していた。疲れた体にむちを打ってやったかいがあった。(共同)

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2011年9月24日のニュース