稀勢の里　突き一発で鶴竜吹っ飛ばす「褒められる内容では…」

大相撲秋場所７日目

（9月17日 東京・両国国技館）
　稀勢の里が今場所に大関昇進を懸けた鶴竜を一発で吹っ飛ばした。攻め込まれた土俵際から、強烈な右の突き。バランスを崩した鶴竜がたまらず土俵を割った。それでも「完全に失敗。たまたまタイミングが良かった。相撲としては褒められる内容ではない」と、全勝を守っても厳しい表情は変わらなかった。

　鶴竜は昇進が極めて厳しくなる１敗に「自分でバランスを崩した」と反省。目安の３場所で計３３勝には１１勝が必要だが後がなくなった。「もうあんまりそれは考えないようにします」と話した。