遼10代最後のラウンドで予選落ち「寂しい誕生日に」

[ 2011年9月17日 06:00 ]

まさかの予選落ちとなった石川遼は唇をかみしめ引き揚げる

ANAオープン第2日

(9月16日 北海道・札幌GC輪厚コース=7063ヤード、パー72)
 10代最後のラウンドは拍手も歓声もほとんどないまま、静かに過ぎ去っていった。91位からの巻き返しを狙った石川は初日に続いてティーショットが大乱調で苦しんだ。

 出だしからラフにつかまってボギーとつまずき、10番では右の林にボールが引っかかって、アンプレアブルでダブルボギーを叩いた。「フェアウエーをキープしないと、ここではいいゴルフはできない。それを痛感した」。シャフトを硬くした新1Wを急きょ投入した効果もなく、右に左に曲げまくった。

 17日の20歳の誕生日を前に気合十分で臨んだ試合で今季4度目の予選落ち。「誕生日はここでゴルフをしているはずだったので、予定は何もない。どちらにしても寂しい誕生日になりました」。悔しい結果とともに大きく成長した10代を終え、20歳初戦は来週のパナソニック・オープンに持ち越しとなった。

 「来年の1年間はなんとなくだけど、とても大きなターニングポイントになるんじゃないかと思っている。10代で培ってきたものを思う存分、発揮していきたい」と胸に秘めた思いをちらりとのぞかせた。

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2011年9月17日のニュース