上田藍がロンドン五輪代表に トライアスロンで第1号

[ 2011年9月17日 19:47 ]

ロンドン五輪代表に選ばれたトライアスロン女子の上田藍

 日本トライアスロン連合は17日、横浜市内で理事会を開き、女子の上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)を来年のロンドン五輪代表に選んだ。北京五輪に出場した27歳の上田は、8月の五輪テスト大会を兼ねた世界選手権シリーズで3位と24秒差の11位に入り「3位と30秒差以内」という第1次選考基準をクリアした。

 日本連合によると、五輪出場枠は各大陸選手権の成績や五輪ランキングなどに基づき、1カ国当たり最大3枠が与えられる。日本は現時点で女子2枠、男子1枠の獲得を想定している。出場枠は来年5月末に確定する。

 代表第1号となった上田は記者会見で「出るからには金メダルを目指したい。今回は準備する時間もあり、夢を実現する舞台が整った」と意気込んだ。

 ▼上田藍の話 正直ほっとした。出るからには金メダルを目指したい。これから喜びがじわじわと湧き上がってくると思う。五輪まで後悔のないよう過ごしていきたい。

 ▼飯島健二郎監督の話 昨年4月に大けがをし、苦しい時期を乗り越えてきた。以前から精神面は強かったが、さらにメンタルが強化された。このタイミングで内定となり、計画的に強化する上で大きなアドバンテージになる。

 ◆上田 藍(うえだ・あい)06年ドーハ・アジア大会で銀メダル、08年北京五輪は17位。今季の世界選手権シリーズでは7位が2度。京都・洛北高出、シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター。155センチ、44キロ。27歳。京都府出身。

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2011年9月17日のニュース