“テニス界の祐ちゃん”大金星!日本、WG復帰に王手

[ 2011年9月17日 06:00 ]

第1日 シングルス第1試合でインドのエース、ソムデブ・デブバルマンをストレートで下し喜ぶ杉田祐一

テニス男子国別対抗戦デ杯ワールドグループ入れ替え戦第1日

(9月16日 東京有明コロシアム)
 日本がインドにシングルスで2連勝し、27年ぶりのワールドグループ復帰に王手をかけた。第1試合で世界ランキング175位の杉田祐一(22=三菱電機)が、同65位で10年広州アジア大会王者で相手エースのソムデブ・デブバルマン(26)を6―3、6―4、7―5で下した。第2試合は同55位の錦織圭(21=ソニー)が同559位のロハン・ボパンナ(31)をストレートで圧倒。17日はダブルス1試合、18日はシングルス2試合が予定されている。

 早大休学中でプロ野球日本ハムの斎藤佑樹と同級生だった“テニス界の祐ちゃん”が大金星を挙げた。日本勢4番手の175位ながら、シングルスに抜てきされた杉田。改修されて球足が遅くなった有明の新コートで、得意のストローク戦に持ち込み、コートを広く使ったショットでデブバルマンを揺さぶり、2セットを連取。第3セットは4―3の時に両足にけいれんが走るピンチに陥ったが、地元仙台市の知人の「(被災地の)仙台のみんなも頑張ってるぞ!」の声に発奮。「うるっときた。死ぬ気で戦いました」と7―5で勝負を決めた。エース錦織が「杉田選手の1勝がとても大きかった」と称える伏兵の活躍でワールドグループ復帰に前進した。

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2011年9月17日のニュース