実際は75%の入りだけど…今場所初の“満員御礼” 

[ 2011年9月17日 19:52 ]

 不入りが続く大相撲秋場所で17日、7日目にして初めて満員御礼の垂れ幕が下がった。しかし、後方の升席や2階の椅子席には空席も目立った。日本相撲協会によると、この日売れ残った入場券は2799枚。両国国技館の定員は約1万1千人のため、観客の入りは約75%の計算になる。

 「大入り」についての明確な基準はなく、東京開催場所の場合は責任者の事業部長(現在は出羽海親方=元関脇鷲羽山)が判断する。若貴ブームで人気絶大のころ、十数枚売れ残っただけでも大入りとしなかった例もあるというが、協会広報部は「縁起物という面もあります」と説明した。

 相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は「土曜日だしね。まあ、いいことです」と、喜びは控えめだった。

続きを表示

2011年9月17日のニュース