女子67キロ級 23歳井上“3度目の正直”で銅メダル

[ 2011年9月17日 08:15 ]

女子67キロ級で銅メダルを獲得し、笑顔の井上佳子

 レスリングのロンドン五輪出場枠を懸けた世界選手権第5日は16日、トルコのイスタンブールで行われ、非五輪階級の女子67キロ級で23歳の井上佳子(クリナップ)が3位決定戦でアリーナ・マヒニア(ウクライナ)に2―0で勝ち、銅メダルを獲得した。井上は3度目の出場で初めてのメダル。

 女子は7階級が終了。日本勢は五輪実施の4階級で、48キロ級の小原日登美(自衛隊)55キロ級の吉田沙保里、63キロ級の伊調馨(以上ALSOK)の金メダルで五輪出場枠を獲得し、72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は五輪枠を逃した。メダル数は非五輪階級の銅メダル2個を合わせて計5個だった。

 ▼井上佳子の話 メダルまで長かった。やっと取れてうれしい。試合の内容はよくなかったけれど、自信にしたい。(4月から社会人になり)ちょっとは成長できたかな。結果を残せてよかった。

 ▼栄和人・女子代表監督の話 五輪前の世界選手権で各国が力をつけている中、4階級のうち3階級で金メダルを取れたのはすごく大きい。小原、吉田、伊調は五輪でも金を取れる。浜口は今後どんどん前に出て攻めさせたい。(共同)

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