日本3大会連続メダルならず 赤羽有紀子の5位が最高

[ 2011年8月27日 11:35 ]

女子マラソン 22キロ付近の先頭集団で走る(左から)尾崎好美、赤羽有紀子、伊藤舞と野尻あずさ(右端)

 陸上の世界選手権は27日、韓国・大邱(テグ)で開幕し、女子マラソンはエドナ・キプラガト(31=ケニア)が2時間28分43秒で初優勝した。2位はジェプトゥー、3位はチェロップでケニア勢がメダルを独占。日本勢は赤羽有紀子(31=ホクレン)が2時間29分35秒で5位に入賞したのが最高で、初出場の中里麗美(23=ダイハツ)が10位に入り、前回銀メダルの尾崎好美(30=第一生命)は18位だった。序盤にレースを引っ張った野尻あずさ(29=第一生命)は19位、伊藤舞(27=大塚製薬)は22位に終わった。

 31位に終わった前回ベルリン大会の雪辱を果たした赤羽だったが、ロンドン五輪切符にあと一歩届かず、レース後は「目標はメダルだったのでもう少しだった。残念です」と話した。

 スローペースで進んだレースは、残り10キロの給水ポイントでキプラガトらケニア、エチオピアのアフリカ勢が猛然とスパート。赤羽、尾崎、中里の日本勢はスピードについていけず、先頭6人に一気に引き離された。それでも赤羽は35キロ過ぎに6位に浮上すると、39キロ地点ではエチオピア選手をかわして5位に。その後も必死に追ったが届かず、日本勢3大会連続のメダルはならなかった。

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2011年8月27日のニュース