藍 今季初の首位発進!安定感光ったベスト65

[ 2011年8月27日 06:00 ]

第1ラウンド、7バーディー、ノーボギーで、首位発進した宮里藍=ヒルズデール・クラブ(AP=共同)

USLPGAツアー・カナダ女子オープン第1日

(8月25日 カナダ・ミラベル ヒルズデール・クラブ=6604ヤード、パー72)
 宮里藍(26=サントリー)が今季2勝目に向けて最高のスタートを切った。7バーディー、ノーボギーで今季自己ベストの65をマーク。ペルニラ・リンドベリ(25=スウェーデン)と並んで今季初めての首位発進となった。宮里美香(21=NTTぷらら)は3バーディー、ノーボギーの69で4打差の19位につけた。

 ようやく昨年のような強さを取り戻してきた。今季ベストスコアでの首位発進に宮里の表情は自然とほころんだ。「スイングのテンポが凄くよくて、それを18ホール続けられたこともよかった」

 1番で4メートルを沈めてバーディー発進すると、3番、7番と続けてスコアを伸ばした。その後は激しい雨にも見舞われたが、集中力は途切れなかった。10番パー5では強い雨の中で5メートルのバーディーパットを沈め、力強いガッツポーズ。フェアウエーを外したのは2ホール、パーオンを逃したのも3ホールだけとショットの安定感が光った。

 同組の選手との相乗効果もあった。一緒に回ったステーシー・ルイス(26=米国)、マリア・ヨース(37=スウェーデン)も宮里と同じくノーボギー。「最後は2人のパーパットが残っていたので、自分のバーディーパットより緊張した。グループとしても凄くいい雰囲気だった」と笑いながら振り返った。

 全米女子オープン以降の最近4試合は、エビアン・マスターズでの優勝を含む3度のトップ10入り。全英女子オープンは予選落ちしたものの、調子は確実に上向いている。米ツアーでの首位スタートはこれで5度目。そのうち昨年の2回はいずれも優勝につなげている。「きょうは本当に自分のプレーがしっかりとできた」と満足感を漂わせながらも「まだ初日だし3打差に20人近くいる。全然油断はできない」とすぐに気を引き締めた。

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2011年8月27日のニュース