平岡、リベンジならず…「現役最高選手」に敗れ銀

[ 2011年8月24日 06:00 ]

<男子60キロ級決勝>優勝したソビロフを攻める平岡拓晃(右)

柔道世界選手権第1日

(8月23日 フランス・パリ、ベルシー体育館)
 雪辱の舞台にはい上がった男子60キロ級の平岡が、2年前と同じように肩を落とした。決勝、残り7秒でソビロフの小外掛けで技ありを奪われ、万事休す。決勝まではオール一本で勝ち上がったが、最後は国際連盟の選んだ「現役最高選手」の底力に屈した。

 今年3月に結婚し、6月には第1子となる長女が誕生。ロンドン五輪を最後に引退を決めている男は「最後の世界選手権は金メダルしかない」と意気込んでいた。09年ロッテルダム大会でも初日に決勝まで進みながら、銀メダル。史上初の日本男子金メダル0の責任を背負った男の、今大会に懸ける思いは大きかったが、リベンジはならなかった。

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2011年8月24日のニュース