女子48キロ級で浅見が2連覇 男子66キロ級の海老沼は初V

[ 2011年8月24日 00:44 ]

女子48キロ級準決勝 ブラジル選手に一本勝ちで決勝進出を決めた浅見八瑠奈(奥)=

 柔道の世界選手権は23日、パリで始まり、女子48キロ級は23歳の浅見八瑠奈(コマツ)が、2年ぶりの優勝を狙った26歳の福見友子(了徳寺学園職)に優勢勝ちし2連覇を果たした。

 男子66キロ級で21歳のホープ、海老沼匡(明大)は決勝でレアンドロ・クナ(ブラジル)に一本勝ちで初優勝した。同60キロ級で昨年銅メダルの26歳、平岡拓晃(了徳寺学園職)は5試合連続一本勝ちで決勝に進んだが、リショド・ソビロフ(ウズベキスタン)に敗れ、銀メダルとなった。

 男子60キロ級の山本浩史(日体大)は4回戦で、同66キロ級の昨年の東京大会覇者、森下純平(筑波大)は3回戦で敗退した。

 今大会は来年のロンドン五輪に向けた前哨戦と位置付けられ、国際柔道連盟によると132カ国・地域から史上最多規模の約880選手が参加。パリでの開催は1997年以来となる。

 ▼園田隆二・日本女子監督の話 浅見と福見の2人は(ほかより)力が一枚上だった。2人とも序盤はもたもたしていたが浅見は切り替えて、福見は切り替えられなかった。決勝でその差が出た。(ロンドン五輪の代表争いは)勝った浅見が一歩リードだ。

 ▼篠原信一・日本男子監督の話 海老沼は試合内容が良かった。こつこつ練習してきたことが出た。(準優勝の平岡は)金と銀の差は大きい。確かに頑張ったが、金を目指して来て銀ではだめ。

 ▼森下純平の話 一瞬の油断を突かれた。(昨年の)東京の時よりも、やってやるという気持ちが弱かったのかもしれない。負けをしっかり受け止め、来年に向けて一から頑張りたい。(共同)

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2011年8月24日のニュース