サオリン15点!日本 決勝R進出に望み

[ 2011年8月21日 06:00 ]

<バレーワールドグランプリ 日本・韓国>第1セット、スパイクを放つ木村(中)

バレーボール女子ワールドグランプリ東京大会第2日

(8月20日 有明コロシアム)
 世界ランキング3位の日本は同18位の韓国を3―0で下した。木村沙織(25=東レ)がサービスエース5本を含むチーム最多の15得点と活躍。日本は5勝3敗とし、上位8カ国による決勝ラウンド(24~28日、中国・マカオ)進出に望みをつないだ。21日の最終戦でロシアと対戦する。

 崖っ縁に立たされていた日本をエースが救った。木村は無回転で落ちる得意のジャンピングフローターサーブで、第1セット序盤で3本のサービスエースを決めて、7―1として日本のリズムをつくった。第2セットも3―9とされた時に、木村のサーブで韓国を揺さぶり、7連続得点で流れを引き戻した。もつれた第3セットも最後は木村が決め「負けられない試合だった。きょう勝ててよかった」とホッと息をついた。

 完敗を喫した前日のセルビア戦後、急きょ選手だけでミーティングを行った。「日本はチーム力が大事。悪い時こそ互いに目を合わせよう」と結束を確認しあった。エースがきっちり仕事をすれば、チームがまとまるのも当然だった。

 決勝ラウンド進出へ向けて、21日のロシア戦も負けられない。木村は「勝つことでチームワークが固くなる。集中して臨みたい」と気を引き締めた。

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2011年8月21日のニュース