浅見と福見が火花…世界柔道に向け、パリ市内で調整

[ 2011年8月21日 20:31 ]

世界選手権に向けて調整する女子48キロ級の福見友子(左)

 来年のロンドン五輪の前哨戦となる柔道の世界選手権は23日にパリで開幕する。日本代表は21日、パリ市内の柔道場で約2時間、打ち込みなどで調整した。

 注目は第1日の女子48キロ級に登場する浅見八瑠奈(コマツ)と福見友子(了徳寺学園職)だ。両者は昨年の東京大会決勝で当たり、浅見が勝利。2連覇を目指す23歳は「優勝するためには福見さんに勝たなければいけない。必ず連覇して、来年の五輪につなげたい」と闘志を燃やした。

 2年前の世界女王である26歳の福見も火花を散らす。「フランスに来てから日に日に調子が上がっている。浅見さんは必ず決勝に上がってくる。昨年の悔しさを忘れずに闘っていく」と言葉に力を込めた。

 勢いをつけるためにも、金メダル最有力の女子48キロ級で確実に勝っておきたいところ。女子の園田隆二監督は「どんな状況であれ、決勝に上がってくれる。2人は抜けている」と決戦を前に自信を漂わせた。(共同)

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2011年8月21日のニュース