川内 士別ハーフ4位で復調アピール

[ 2011年7月24日 15:21 ]

 陸上の士別ハーフマラソンは24日、北海道士別市で行われ、男子は世界選手権(8月27日開幕・大邱=韓国)マラソン代表の川内優輝(埼玉県庁)が1時間6分24秒で4位と復調ぶりを示した。

 野宮章弘(トヨタ自動車)が1時間5分9秒で優勝した。女子は宮内洋子(京セラ)が1時間13分6秒で勝ち、世界選手権マラソン代表の伊藤舞(大塚製薬)は7位だった。

 24歳の市民ランナー、川内は力強さが戻った走りでゴールすると、救護室の椅子に座って納得顔で水をがぶ飲みした。「大邱の前哨戦」と位置付けたレースで「上々の仕上がり。ぎりぎり80点」と及第点を付けた。2周する周回コースの前半は先頭集団に食らい付き、12キロ付近で離されたが、63位に沈んだ3日の札幌国際ハーフと比較して「だいぶ落ち幅が少なかった」と、終盤の粘りには手応えを得た様子だ。

 士別に宿舎を取れず、スタート前は旭川からの早朝移動で電車に乗り遅れるドタバタ劇もあった。6月は50キロレース中に熱中症で倒れる騒動もあり「今回はあわや遅刻でかなり焦った」。やむを得ず乗ったタクシーの料金は1万円で、市民ランナーにとっては痛い出費だったが「その効果はあったと思う」と笑い飛ばした。

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2011年7月24日のニュース