白鵬　淡々「これが自分の力って感じ」

大相撲名古屋場所１４日目

（7月23日 愛知県体育館）
　朝青龍を抜いて単独史上１位となる８連覇を逃した悔しさを、最後まで表に出すことはなかった。白鵬は「これが自分の力って感じかな」と淡々とした表情でつぶやいた。

　頭をつけて攻める日馬富士に対し、十分な体勢になれなかった。強引に右下手投げを狙ったところを寄り切られた。１分を超える熱戦を「思ったより自分の呼吸で立てなかった。その分（日馬富士の）スピード、踏み込みが良かったんじゃないかな」と振り返った。

　八百長問題の影響で半年ぶりの通常開催となった今場所。強い意欲で賜杯を狙ったはずだったが「強い者が抱くわけですから悔いはない」と言い切った。