琴奨菊4敗目…今場所後の大関昇進消える

[ 2011年7月23日 18:53 ]

大相撲名古屋場所14日目

(7月23日 愛知県体育館)
 大相撲名古屋場所14日目、大関昇進を目指していた関脇琴奨菊は若の里のすくい投げに屈して4敗目を喫し、今場所後の大関昇進は消えた。

 若の里とは左の相四つだが、上手を取れず、つかみかけた下手も切れて焦るように前に出たところをすくい投げで転がされ、「自分の力不足。弱いから負けるんです」と肩を落とした。

 正念場で平幕に2連敗。土俵下で審判長を務めた貴乃花親方は「緊迫した勝負では心の割合が大きくなる」と指摘。琴奨菊も自覚していて「もっと稽古して心も強くして頑張る」と前を向いた。

 目安の直前3場所33勝には届かなかったが、千秋楽で11勝目を挙げれば、来場所にチャンスはつながる。「こういう経験は後に生きてくる。最後は実のある一番にしたい」とすっきりした表情で話した。

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2011年7月23日のニュース