村上は決勝進めず…日本 五輪出場枠ゼロに終わる

[ 2011年7月23日 17:53 ]

 水泳の世界選手権第8日は23日、上海で行われ、男子高飛び込み準決勝で村上和基(上武大)は415・10点の13位に終わって12人による決勝に進めず、来年のロンドン五輪出場枠も獲得できなかった。坂井丞(日体大)は予選を棄権。日本の飛び込み陣は今大会で五輪出場枠を一つも手にできなかった。

 日本の飛び込み陣の最後に登場した村上は五輪枠を取れる12位にわずか4・85点届かなかった。苦手の「前逆宙返り3回半抱え型」で回転しすぎて失敗したのが響き「順位は気にしていなかったが、ミスで決勝に残れなかったのが悔しい」と残念そうだった。

 156センチの小柄な体を生かした鋭い回転が武器で、日本勢の中では高い技の難易率を誇る。米国での合宿で同国代表ヘッドコーチから「君はメダルを取れる。世界一になれる」と絶賛された22歳は「思い切った演技が出せたことは収穫。もっと質を高めていきたい」と前向きに話した。(共同)

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2011年7月23日のニュース