白鵬の8連覇阻止!日馬富士 12場所ぶり優勝決めた

[ 2011年7月23日 17:56 ]

日馬富士に寄り切りで敗れ、8場所連続優勝を逃した白鵬

大相撲名古屋場所14日目

(7月23日 愛知県体育館)
 大相撲名古屋場所14日目は23日、名古屋市中区の愛知県体育館で行われ、西大関日馬富士(27)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が横綱白鵬を寄り切って初日から14連勝とし、千秋楽を待たずに2009年夏場所以来、12場所ぶり2度目の優勝を果たした。2敗目を喫した白鵬は、朝青龍を超える史上初の8場所連続優勝はならなかった。

 2年ぶりの復活優勝に日馬富士は「最高に気持ちが良い。本当にうれしい…」と声を震わせた。「何があっても離したらいけないと思った」。白鵬に食い下がって揺さぶり、左上手投げから切り返しの連続技で寄り切った。1分4秒8の熱戦を制し「全身全霊の気持ちだった。横綱とは同じ土俵で一生懸命に稽古して上がってきたから」と話す。13日目の夜には尊敬する元朝青龍から「あまり緊張し過ぎず、頑張れ」と電話で激励され、力に変えた。あとは、千秋楽で初の全勝優勝を目指すだけだ。

 ◆日馬富士 公平(はるまふじ・こうへい=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)西大関、モンゴル・ゴビアルタイ県出身、伊勢ケ浜部屋。01年初場所初土俵。04年九州場所新入幕。08年九州場所後に大関昇進、安馬から改名。09年夏場所に初優勝。優勝2回、殊勲賞4回、敢闘賞1回、技能賞5回。得意は突き、押し、右四つ、寄り、投げ。185センチ、132キロ。27歳。

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