池田勇 中盤に乱れる 難条件に翻弄された日本勢

[ 2011年7月18日 12:33 ]

第140回全英オープン最終日

(7月17日 ロイヤル・セントジョージズGC(7211ヤード、パー70))
 風雨と起伏に富んだ難コースに日本勢が翻弄された4日間だった。「一つでも上へ」と意気込んで最終ラウンドに臨んだ池田勇は、8番から11番までの4ホールで六つもスコアを落とし、上位が遠のいた。残りの5人は予選落ち。140回目の全英オープン選手権で力不足を痛感させられた。

 25歳の池田勇は予選ラウンドをイーブンパーでしのぐなど、よく耐えた。だが決勝の2日間は少ないミスがスコアに直結した。通算10オーバーに「納得していないが、仕方のない結果」と話した。

 フェアウエーにはうねりがあり、硬い。グリーンは起伏が激しく、バンカーは深い。その上、向きを変えて吹く強風が攻略を難しくする。石川遼は「日本ではあまりない状況」に、調子を崩されて、メジャー大会で自己最低の147位で予選落ちを喫した。

 きれいに整えられたコースが多い国内ツアーで戦い続けていては、厳しい自然への対応力が問われる全英で好結果を出すのは簡単ではなさそうだ。藤田は「日本のゴルフ場では経験できない。年に1回、全英に出るだけでは足りない」と悩ましそうだった。(共同)

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2011年7月18日のニュース