遼 大崩れ、通算14オーバー…勇太はイーブンで決勝Rへ

[ 2011年7月16日 03:45 ]

第2ラウンド、1番でティーショットを放つ石川遼

 男子ゴルフの全英オープン選手権は15日、英国南東部サンドイッチのロイヤル・セントジョージズGC(7211ヤード、パー70)で第2ラウンドを行い、初日に69をマークして18位につけた池田勇太は2番でバーディーを奪うも4番で痛恨のトリプルボギー。ラフからの第2打をグリーンそばの深いラフに入れてしまい、そこから一発では出せなかった。ただ「我慢比べになることは分かっている」と話していた通り、6番、9番でバーディーを奪ってスコアを戻し、前半を折り返し。後半は12、14番でバーディーを奪い、一時は3アンダーまでスコアを伸ばしたが、15番から3連続ボギー、結局、この日は71で通算イーブンの140でホールアウト。

 前日の107位から巻き返し狙った石川遼は、1番で第2打をバンカーに打ち込み、ボギーを叩いたが、2番で3メートルのパットをきっちりと沈め、すぐにバーディーを取り返した。しかし、4番でボギー。7番でバーディーも8、9番でボギーを叩き、前半を終えて通算6オーバー。後半はさらにスコアを崩し、80と大叩き。通算14オーバーの154で3度目の全英オープンを終えた。ホールアウト後、解説を努めた青木功からインタビューを受けると「悔しいです」と語り、涙を見せた。

 平塚哲二と高山忠洋は通算8オーバーの148、藤田寛之は通算11オーバーの151、河井博大は通算15オーバーの155で競技を終え、予選通過はならなかった。

 ▼高山忠洋の話 残念。全部が足りない。きょう(15日)は打ちのめされたが、ここは選手を成長させてくれるコースだと思う。また来たい。

 ▼河井博大の話 疲れた。フェアウエーの硬さに対応できなかった。技術がない。また来年チャンスがあれば、今回の教訓を生かしたい。(共同)

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2011年7月16日のニュース