宇映 取り直しの土俵に上がれず不戦敗に

[ 2011年7月16日 20:55 ]

大相撲名古屋場所7日目

(7月16日 愛知県体育館)
 幕下の若龍勢―宇映の一番で取り直しとなりながら、負傷した宇映が土俵に上がれず不戦敗となる珍事。最近の十両以上では2005年夏場所7日目の琴春日戦での五城楼が同じケースで不戦敗となった。

 後退した若龍勢が大きく右へ振ると、飛んだ宇映が頭を強打。取り直しとなったが、宇映がしばらく起き上がれない。審判長を務めた湊川親方(元小結大徹)は「痛み負け」と場内に説明し、「取れないのだから不戦敗にした」と話した。

 脳振とうの宇映は医務室で約1時間半も治療を受け「大丈夫だけど、足がふらついている」とゆっくり歩いて引き揚げ、若龍勢は「勝ちでいいのかな」と戸惑っていた。

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2011年7月16日のニュース