北島 世界選手権へ向け「2秒は上げなくちゃ…」

[ 2011年6月27日 11:35 ]

 競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)は26日、カリフォルニア州ミッションビエホで行われた招待記録会の100メートル平泳ぎを1分1秒01で勝ち、前日の200メートルと合わせて2種目制覇となった。

 世界選手権(7月・上海)に向けた最後の調整レースとして臨んだ北島は、予選を全体1位の1分2秒15で通過。決勝では2000年シドニー五輪銀メダルのエド・モーゼス(米国)らを寄せ付けなかったが、最後の調整レースを終え、北島はスピード不足を強く実感したという。優勝すればロンドン五輪代表が決定する本番に向け「順調ではない。残り1カ月は短い。2秒は上げなくちゃいけない」と気持ちを入れ直した。

 肩や膝に不安を抱えるだけに、スプリント力が試される100メートルでも「うまくまとめた感じ」と力を抑えた泳ぎになった。ただ、今大会を視察した日本水連の上野競泳委員長は「心配だった脚は復調している。安心した。世界選手権にはきっちり合わせるはず」と期待した。(共同)

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2011年6月27日のニュース