白鵬感慨深げ 「賜杯を抱く姿を見せてあげたい」 

[ 2011年6月27日 11:57 ]

名古屋場所の番付を手にする横綱白鵬

 7月10日に愛知県体育館で初日を迎える大相撲名古屋場所の新番付が27日に発表され、八百長問題の影響により半年ぶりとなる通常の本場所興行で、一人横綱の白鵬が朝青龍を超えて単独最多となる8連覇に挑む

 白鵬は名古屋市緑区の宿舎で記者会見し、史上単独最多の8連覇が懸かる土俵に「ぜひ、名古屋で応援してくれる方、15日間来てくれる方々に天皇賜杯を抱く姿を見せてあげたい」と穏やかな表情で抱負を語った。

 青色の着物に身を包んだ横綱は刷り上がった番付表を感慨深げに眺めた。八百長問題を経て半年ぶりとなる本場所の通常開催に「とにかくいつも通りというのがうれしいですね」と話した。

 野球賭博に揺れた昨年の名古屋場所では、天皇賜杯の授与がなかった。優勝した白鵬が千秋楽の表彰式で涙を流す場面もあっただけに「2年ぶりに賜杯が名古屋場所に帰ってくる。それで一つ、二つ引き締めてという考えがある」と本場所への強い意欲を述べた。

続きを表示

2011年6月27日のニュース