6年目の悲願初Vへ、笠りつ子2週連続2位発進

[ 2011年5月28日 06:00 ]

17番、パーパットを沈める笠りつ子。初日3アンダーで好発進

ヨネックス・レディース第1日

(5月27日 新潟・ヨネックスカントリークラブ=6376ヤード、パー72)
 プロ6年目の笠りつ子(23=TKUテレビ熊本)が首位と1打差の2位と好スタートを切った。1カ月前に切り替えた新パターでピンチをしのいでノーボギーの69。先週と同じく初日2位の好位置からツアー初優勝のチャンスをうかがう。朴仁妃(22=韓国)が4アンダーの68で首位に立ち、横峯さくら(25=エプソン)、馬場ゆかり(28=ビックカメラ)らも2位につけた。

 好調の笠が今週も上位に来た。「ノーボギーだったのがよかった。パーパットがよく入ってくれた」。2番では下りの2メートルのパットを慎重に沈め、4番でも3メートルを決めてパーセーブ。序盤のピンチを切り抜けて2週連続の2位発進につなげた。

 4週間前の試合からマレット型のパターをジュニア時代以来というピン型(オデッセイ・ブラックiX#2)に変更。「構えやすくて2、3メートルの距離が自信を持って打てている」とパットの悩みが解消されて上昇気流に乗った。先々週は3位に食い込み、先週も最後に息切れして12位だったが最終日最終組でプレーした。今年1月には事務所の先輩の古閑美保とともに、日本ハムのダルビッシュと合同自主トレを行った23歳。「初優勝に必要なのは自分に運が向くかどうか」とあと少しで手の届きそうな初優勝を見据えた。

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