八百長関与認定者で初めて…元春日王が国技館で断髪式

[ 2011年5月28日 18:57 ]

 大相撲で八百長関与認定を受け、4月に現役を引退した元幕内春日王(33)=本名金成沢、韓国出身、春日山部屋=が28日、関与を認定されて相撲界から去った力士では初めて、東京・両国国技館で断髪式を行った。

 これまで八百長関与を認定された力士の断髪式は、所属部屋やホテルなどで実施された。韓国出身初の関取になった元春日王の断髪式では横綱、大関陣全員を含む約260人がはさみを入れた。土俵上で大銀杏を切り落とされた元春日王は「土俵で相撲人生が始まり、土俵で終わった。最高です」と感激した。

 国技館での実施に尽力した師匠の春日山親方(元幕内春日富士)は「最後はきちんとしてあげたかった。すぐに(相撲協会に)お願いして(会場を)押さえてもらった」と話した。

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2011年5月28日のニュース