今田が呼びかけ、広がる“バーディー基金”の輪

[ 2011年3月19日 06:00 ]

初日、バーディーなしの3オーバーでホールアウトした今田

 USPGAツアーのトランジションズ選手権第1日は17日、米フロリダ州パームハーバーのイニスブルックリゾート&GCコパーヘッドC(7340ヤード、パー71)で行われ、今田竜二(34=フリー)の“バーディー基金”に海外のトッププロも参加を表明した。今田がツアー仲間に呼びかけた今大会での1バーディーにつき1000ドル(約8万円)の義援金を東日本大震災の被災地に送る支援活動に、ビジェイ・シン(48=フィジー)やデビッド・デュバル(39=米国)ら多くのプロが賛同。今田自身は初日にまさかのバーディーなしに終わって3オーバーの暫定124位と振るわなかったが、米ツアーでも支援の輪が広がり始めた。

 このままでは終われない。今田の気持ちを込めた最後のパットだった。1つもバーディーを奪えないで迎えた最終18番パー4。しかし、絶対にカップに届かせようと強気に打った10メートルのバーディーパットは、無情にもカップの脇を通り抜けていった。

 今田が考えたチャリティーは1バーディーにつき1000ドル(約8万円)を東日本大震災の被災者に寄付するもの。前日に直筆のメッセージを書き、150枚のコピーをツアーの協力を得て全選手のロッカーに配布。ツアー仲間も参加しやすい方式にして広く支援を呼びかけた。

 しかし、それが自分へのプレッシャーにもなったのか、何度も訪れたチャンスをことごとく外した。「ホールを重ねるごとにいろいろ考えて空回りしてしまった。(チャリティーを)意識しながらでもバーディーを取っていかないといけないのに」とふがいない結果を悔しがった。

 1バーディーにつき1000ドルのチャリティーは今大会限りだが、今田は「僕個人はできる限り続けていく」との意向を示した。その心意気はツアー仲間にも伝わっており、V・シンやD・デュバル、R・サバティーニらがすでに協力を約束。この日6バーディーのシンは「できる限りのサポートをしたいと思っていた。日本にはいい思い出があるし、今回の災害はとても心が痛い」と語った。

 米ツアーの公式サイトでもファンからの義援金受け付けが開始された。また、崔京周(チェ・キョンジュ)も今田とは別に自らの財団から10万ドル、昨年日本ツアー賞金王の金庚泰(キムキョンテ)も個人で1000万円を寄付する考えだという。日本にゆかりのある韓国人選手も次々と支援を表明。海の向こうから、プロゴルファーたちも日本の復興を願っている。

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