苦労している白鵬 思わず“本音”

[ 2010年12月21日 10:27 ]

初場所の新番付が発表され、笑顔で記者の質問に答える横綱白鵬

 史上3人目となる6連覇が懸かる横綱白鵬は、東京墨田区の宮城野部屋で記者会見に臨み「6場所連続優勝で並べれば、また一つ大鵬関に対する恩返しができるんじゃないか」と話した。「いろんなアドバイスをもらって、かわいがっていただいた」という大横綱への思いが意欲になっているようだ。

 双葉山の69連勝に挑んだ九州場所では稀勢の里に敗れて、記録が歴代2位の63でストップ。それでも決定戦で豊ノ島を退けて、5場所連続17度目の優勝を果たした。「優勝できたことで(連勝ストップは)吹っ切れた。優勝できなければ来年に引きずってたんじゃないか」と心境を吐露した。また「来年は新横綱が誕生してくれればと思う」と“本音”を口にし、一人横綱として角界を担う苦労も感じさせた。

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2010年12月21日のニュース