ルアンキット　大会タイ６３で単独首位

[ 2010年8月21日 06:00 ]

　男子ゴルフのシニアツアー、ファンケル・クラシック第１日は２０日、静岡・裾野カンツリー倶楽部（６８６５ヤード、パー７２）で行われ、欧州シニアツアーで活躍中のルアンキット・ブーンチュ（５４＝タイ）が、室田淳（５５）が昨年マークした大会記録に並ぶ９アンダー、６３で回って単独首位に立った。２打差の２位にはシニア２年目の木下透（５０）がつけ、さらに２打差で高見和宏（５０）ら２人が３位。大会３連覇を狙う尾崎健夫（５６）は１オーバーの７３で４２位と出遅れた。

　欧州ツアーで今季３勝、賞金ランクもベルンハルト・ランガー（ドイツ）に次いで２位につけているルアンキットがトップに立った。１７番までボギーなしの９バーディー。最終１８番パー５は２オンも狙える“チャンスホール”で大会新記録が期待されたが「まだ２日ある。きょうはこれでいい」とグリーン手前の池を避け、手堅くパーでまとめた。日本シニアツアー初優勝へ「ベストを尽くす」と力強かった。

　＜元巨人・木下「ビックリ」２位＞元プロ野球・巨人の木下が「自分でもビックリ」の６５をマークして２位につけた。７７年、和歌山・田辺高から投手としてドラフト２位で入団したが、故障続きで４年で退団。ゴルフに転向したもののレギュラーツアーでは活躍できず、昨年デビューしたシニアツアーでも３戦すべてが予選落ちだった。この日は「ちゃんと当たったら２８０ヤードは飛びます」と言うドライバーが当たり、最終１８番で２オンしてイーグルを奪うなど絶好調。「とにかく頑張ります」と上位入賞を狙う。

　◇第１日成績
（１）ルアンキット　　６３（３１、３２）
（２）木下　　透６５（３２、３３）
（３）池内　信治６７（３２、３５）
（３）高見　和宏６７（３２、３５）
（５）倉本　昌弘６８（３１、３７）
（５）福沢　孝秋６８（３３、３５）
（５）三好　　隆６８（３４、３４）
（８）室田　　淳６９（３２、３７）
（８）尾崎　智勇６９（３５、３４）
（８）平石　武則６９（３４、３５）
（８）加瀬　秀樹６９（３５、３４）
…《以下主な選手》…
（１２）湯原　信光７０（３４、３６）
（１２）海老原清治７０（３５、３５）
（２１）高橋　勝成７１（３６、３５）
（２１）羽川　　豊７１（３４、３７）
（２１）渡辺　　司７１（３４、３７）
（２１）イ　シ　イ７１（３６、３５）
（３１）飯合　　肇７２（３２、４０）
（３１）中村　　通７２（３６、３６）
（３１）牧野　　裕７２（３４、３８）
（３１）中嶋　常幸７２（３７、３５）
（４２）尾崎　健夫７３（３６、３７）
（４２）吉村　金八７３（３６、３７）
（４２）芹沢　信雄７３（３６、３７）
（４２）山本　善隆７３（３９、３４）
（４２）友利　勝良７３（３６、３７）
（５４）水巻　善典７４（３８、３６）
（５４）丸山　智弘７４（３８、３６）
（６４）須貝　　昇７５（３７、３８）
（６４）重信　秀人７５（３６、３９）
（８９）藤木　三郎８３（３８、４５）