ベテラン細川「まぐれ」６２で復活Ｖ見えた

第３日、通算７アンダーで３位に急浮上した細川和彦

　【関西オープン選手権第３日】１イーグル、６バーディーでこれまでのコース記録を２打更新する６２の快スコア。「まぐれです。自分のシーズンは８月しかないので」。過去８勝の半分を８月に挙げているベテラン細川が、５年ぶりの優勝が視界に入る位置まで一気に上がってきた。

　とにかく小技が好調だった。出だしの１０番（パー５）で約１０メートルを沈めてイーグル発進。５つ目のバーディーとなった後半の４番ではグリーン右のカラーから約６メートルをねじ込んで見せた。

　脂が乗ってきた２００１年、難病指定される潰瘍性大腸炎を患い、強さが影を潜めた。薬を服用しながらツアーを戦う３９歳は「暖かいときの方が体調が安定する」と好ラウンドに満足そうだ。

　最終日への抱負は「まだ日本オープンの資格がないから、取りあえずそっち」。まずは出場権を得られる上位を目標に掲げたが「優勝できれば一番いい」と本音も漏らした。