坂井“高校無敵”3年連続飛び込み2冠

[ 2010年8月21日 06:00 ]

 全国高校総体(インターハイ)最終日は20日、那覇市・奥武山公園プールなどで行われ、男子高飛び込みで坂井丞(神奈川・麻布大渕野辺)が684・90点で圧勝し、3年連続で板飛び込みとの2冠に輝いた。競泳男子100メートル平泳ぎは加納雅也(県岐阜商)が1分1秒72で200メートルに続き優勝。男子100メートルバタフライは池端宏文(熊本・九州学院)が2連覇し、女子100メートル平泳ぎは杉山沙侑南(静岡・日大三島)が勝った。学校対抗の男子は湘南工大付(神奈川)が3年連続5度目、女子は淑徳巣鴨(東京)が初優勝。水球は福岡工が17年ぶり3度目の優勝を果たした。

 <男子高飛び込み>最後の後ろ宙返り3回半抱え型。坂井は鋭い回転から水面に飛び込んだが、持ち味の入水が乱れた。圧勝にも「最後以外は良かったんだけど…」と歯切れが悪かった。日本選手権で2冠を達成し、高校レベルでは敵なしだけに、ライバル不在の試合で完ぺきな演技ができず悔しさを残した。3年連続の2冠は、このほど現役復帰を表明した寺内健以来。国内で唯一超えるべき相手との対戦を「刺激になる。負けないようにしたい」と心待ちにした。

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2010年8月21日のニュース