今季初Vなるか…諸見里 ロングパットで快進撃

[ 2010年8月21日 17:24 ]

第2日、11番で長いバーディーパットを決め、ギャラリーの声援に応える諸見里しのぶ

 【CATレディース第2日】今季未勝利の諸見里に、やっと復調の兆しが見えてきた。インスタートの11番で12メートルの長いバーディーパットを決めて快進撃をスタート。前半で五つスコアを伸ばすと、後半も4バーディー(2ボギー)を加えた。

 ショットが次々とピンにからんだわけではない。15番は12メートル、後半の8番も8メートルのロングパットを沈めたバーディー。本人は「ラッキー」と振り返ったが、四大大会2勝を含む6勝を挙げた昨年の好調時も、こうした長いパットを決める場面が目立った。いわば吉兆なのだ。

 諸見里は、国内開幕戦のダイキン・オーキッドで2位となるなど今季7試合でトップ10に入ったが、優勝争いは6月のサントリー・レディース(4位)くらい。昨年の大活躍があるだけに、賞金ランク15位の今季は低迷の印象が強い。

 しかし本人には「ウエッジの打ち方など、今いろいろ試していることが、後半戦のビッグイベントで生かせれば…」と力んだ様子はない。昨年優勝と縁起のいい大会。平常心が再びビッグスコアを生めば、今季初優勝が見えてくる。

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2010年8月21日のニュース