「上位を狙える」藍 課題はアプローチの感覚

[ 2010年5月16日 06:00 ]

<米女子ゴルフツアー ベルマイクロ・クラシック第2日>通算3アンダーで23位の宮里藍

 USLPGAツアー、ベルマイクロ・クラシック第2日は14日、米アラバマ州モービルのRTJトレール・マグノリアグローブ(6532ヤード、パー72)で行われ、世界ランク2位の宮里藍(24=サントリー)は、出入りの激しいゴルフながら5バーディー、4ボギーの71で回り、通算3アンダーの23位に踏みとどまった。宮里美香(20=フリー)が連日の70で回り、通算4アンダーの13位に浮上。上田桃子(23=ソニー)は69と盛り返し、通算1アンダーの42位で予選を通過した。ツアー通算24勝の朴セリ(32=韓国)が通算9アンダーで単独トップに躍り出た。

 5バーディーを奪いながら4ボギーと出入りの激しいゴルフを展開した宮里。2日間で計10バーディーを奪っているだけに「数だけ見れば上位争いしてもおかしくないんだけど。ボギーが多すぎた」と嘆いた。
 出だしの1番でグリーン奥から寄せきれずボギー発進すると、17番もグリーン右奥からアプローチが3メートルオーバーしてボギー。地面が硬く、芝が短く刈り込まれたグリーン周りで苦戦し「アプローチのフィーリングとグリーンが合ってない。もっとイメージを出していかないと」と課題を口にした。
 今週の結果次第では世界一の座に就くチャンスがある。優勝すれば文句なし。米女子ツアーの試算によると、宮里が4位以内、世界ランク1位の申ジエが5位以下だった場合はトップに躍り出ることが濃厚だ。
 「世界一は最終的な目標でこだわらない」。目の前の試合を平常心で戦うことを強調した宮里だが、3日目に向けては「思ったより混戦だから、まだまだ上位を狙える」と巻き返しを誓った。

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2010年5月16日のニュース