6組目の兄弟キャップ・シオネが気合

[ 2010年5月1日 06:00 ]

 ラグビー日本代表は1日に、来年のW杯ニュージーランド大会予選を兼ねたアジア5カ国対抗の初戦で韓国と慶山生活体育公園ラグビー場で対戦する。

 日本代表は30日に試合会場で約1時間の軽めの調整。トンガ生まれのフランカー、シオネ・バツベイ(27=三洋電機)は史上6組目の兄弟キャップとなる。
 シオネの兄は07年W杯に出場したルアタンギ・侍バツベイ(元近鉄)。日本協会によると、北島輝夫・治彦、オト兄弟らに次ぐ兄弟代表デビューで「兄の名前を汚したくない」と気合十分だ。高校からニュージーランドで過ごし、拓大入学時に来日。04年5月の日韓戦(秩父宮)で兄のプレーを観戦し「試合後に“次、頑張れよ”とジャージーをくれた」。それから日本代表への思いを強くし、代表デビュー戦では兄に負けない突破力で日本を勝利に導く。

 ≪カーワンヘッド日本語で対応≫カーワン・ヘッドコーチが前日練習後、取材陣に初めて日本語で対応した。「ワールドカップクオリファイの初戦はインポータント。最初の20分にミスしなければ全然問題な~い。日本語も問題な~いですか?」。韓国の試合のビデオを入手できず見ていないが「私たちのプレーがマスト。相手は関係な~い」。指揮官は日々成長する代表チームと自身の日本語の上達に自信を見せた。

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2010年5月1日のニュース