朝青龍 引退会見後初めて口開く「交流の懸け橋に」

[ 2010年5月1日 20:36 ]

全日本選抜レスリング選手権の観戦に訪れた元横綱朝青龍関

 泥酔暴行騒動で2月に引退した大相撲の元横綱朝青龍が1日、東京・代々木第二体育館で行われた全日本選抜レスリング選手権を観戦し「昔からレスリングに対する熱意があり、北京五輪でも(母国モンゴルを)応援していた。バックアップしたい」と話した。

 元朝青龍が日本で報道陣の取材に応じたのは、2月4日の引退記者会見以来初めて。質問はレスリングに関することに限定された。モンゴル・レスリング協会名誉会長を務める元朝青龍はスーツ姿で現れ「日本とのスポーツ交流の懸け橋になりたい。技の切れや投げ技が相撲とレスリングの共通点。面白い」とご機嫌な表情。「9月もモスクワへ行くよ」と世界選手権観戦を示唆した。

 以前から元朝青龍と親交のある日本レスリング協会の福田富昭会長は「モンゴルや韓国などと極東大会を開いて交流を深めたい。影響力の大きい人が懸け橋となってくれたら非常にありがたい」と歓迎していた。

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2010年5月1日のニュース