遼くん スコア伸ばせず14位

[ 2010年5月1日 06:00 ]

16番、アプローチショットを放つ石川遼

  男子ゴルフツアーの中日クラウンズ第2日は30日、愛知県愛知郡東郷町の名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(6545ヤード パー70)で行われ、今季初優勝を狙う石川遼(18=パナソニック)は、4バーディー、4ボギーの70と、出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばせなかったが、通算2アンダーの14位とわずかに順位を上げた。池田勇太(24=日清食品)はこの日、3つスコアを伸ばし、通算3アンダーで39位から11位に浮上。上井邦浩(27=三好CC)が通算9アンダーで単独首位を守った。

【第2R成績】

 ショートゲームに苦しみ、石川はスコアを伸ばせなかった。1番で得意の短い距離のバンカーショットでミスし、ボギーを叩いたのが悪い流れの始まり。9番で20ヤードのチップインバーディーを決めたものの、1オンを狙った16番は「きょうのベストショット」と第1打でグリーン奥まで運んだが、アプローチで寄せきれずパーに終わった。18番は8メートルのバーディーパットが弱くボギー。4バーディー、4ボギーと出入りが激しく、通算2アンダーの14位で決勝ラウンドへ進んだ。

 「18番は上って下るライン。下りを意識してショートしてしまった。それまでもロングパットがショートしていた。18番はきょう1日を象徴するような悪いショートゲームになりました」

 ホールアウト後はすぐさま練習場へ向かい、1時間10分も打ち込んだ。特にアプローチとロングパットに力を入れ「インパクトの瞬間に力が緩んでいた。肩を使ったストロークを意識しました」と修正を完了した。首位と7打差で迎える第3日に向け「自分を奮い立たせて、18ホールすべてで攻めないといけない。4アンダー、5アンダー以上を目指してやるのみ」と猛チャージを宣言した。

続きを表示

2010年5月1日のニュース