白鵬「怖いぐらい安定」全勝優勝に闘志メラメラ

[ 2010年3月27日 06:00 ]

すくい投げで魁皇を下した白鵬

 【大相撲春場所13日目】白鵬が魁皇をすくい投げで下し、初日から13連勝。14日目に勝って、1敗の把瑠都が負ければ、白鵬の13度目の優勝が決まる。全勝優勝への意識を聞かれ「心の中にとどめておきますよ」と静かに闘志を燃やした。

 把瑠都が強烈な突き倒しで雅山を下し、1敗を守った。その内容について「素晴らしかった。すべてが充実してるね」と絶賛。しかし「横綱が食らっていたら?」という問いには「いい相撲になっただろうね。でも突き押しされてもオレは下がらない」と自信を漂わせた。今場所は、取組後の恒例となっているマッサージを2日しか受けていない。体調が万全だからこそで「怖いぐらい安定していますね」と自身も驚くほどだ。これまで13日目を単独トップで終えた9場所中、8場所で賜杯を手にしている。最強横綱に死角は見当たらない。

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2010年3月27日のニュース