遼くん 攻めて予選通過 父もうなった「去年と全然違う」

[ 2010年3月27日 09:43 ]

 前週は屈辱の140位で予選落ちし、表情も暗かった。だが、石川は2月のノーザントラスト・オープン以来の決勝ラウンド進出を決め「アイアンの距離感も合ってきているし、これからよくなっていきそうな、そんな状態」。18歳に前向きな発言が戻ってきた。

 自ら招いたピンチを、石川らしい攻めのショットで切り抜けた。予選通過ライン上で我慢のゴルフを続けて迎えた17番(パー3)。ティーショットが、バンカーと池が一体化したビーチバンカーの水際に落ちた。「何も意識せず、頭を真っ白にして打った」とサンドウエッジを振り抜き、砂と水しぶきを同時に上げると、15ヤードの距離から高い軌道を描いてピン横1・2メートルにピタリ。鮮やかにパーセーブに成功し、予選通過を引き寄せた。
 この日、日本から駆けつけた父・勝美氏を「去年と全然違う。風も読めてうまくなっている」とうならせた。間近に迫ったマスターズへ向けても好感触をつかめそうだ。(共同)

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2010年3月27日のニュース