吉井 2種目で日本勢トップ

[ 2010年3月6日 22:11 ]

 スピードスケート短距離のワールドカップ(W杯)エアフルト大会は6日、ドイツのエアフルトで開幕し、女子500メートルは同五輪銀メダルのジェニー・ウォルフ(ドイツ)が38秒08で今季7勝目をマークし、吉井小百合(日本電産サンキョー)は39秒04で7位。新谷志保美(竹村製作所)は39秒18で10位、岡崎朋美(富士急)は39秒29で12位だった。

 「気持ちの抜けたレースはしたくなかった」という吉井は女子500メートル7位、1000メートル10位でともに日本勢のトップとなった。
 バンクーバー冬季五輪からいったん帰国して出発するまで「短い期間だったが温泉に行ったり、久しぶりに自分の家で食事を作ったりしてリフレッシュした」という。高速で入る第2カーブが内側のレーンだった500メートルは「小さいコーナーで少しびびった」そうで、「コーチからいいアップになっただろうと言われた。あしたはもっと攻めのレースをしたい」と自らを奮い立たせた。

 ≪岡崎 持ち味のスタートに課題≫惨敗したバンクーバー冬季五輪からスケートの刃を新調したベテランの岡崎は「滑っている感覚はある。いい方向にはいっている」と手応えを口にした。
 ただ持ち味のスタートダッシュは「まだ探り探りやっている。おぼつかない部分がある」といい、100メートル通過は10秒70と遅かった。「あしたは10秒4くらいが出せれば」と次のステップを見据えた。(共同)

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2010年3月6日のニュース