娘の看病、離婚問題、衰え…アイバーソン2度目の引退?

[ 2010年3月6日 08:40 ]

 2度目の引退は決定的か――。米プロバスケットボールNBAのセブンティシクサーズ(76ers)のアレン・アイバーソンが今季の残り試合を欠場することになった。AP通信によれば病気の娘の看病が理由だが、一方で夫人との離婚問題も浮上しているという。USAトゥデー紙(電子版)は「家族を放っておくのはつらい。でも、チームと自分の仕事に責任を感じている」とのコメントを報じた。

 今季最初はグリズリーズで控えとしての起用に不満を抱き、昨年11月に引退を表明。その約1週間後には古巣の76ersと契約してすぐさま現役復帰した。しかし、4度の得点王に輝いた経歴を持つガードも、かつての輝きを失っていた。
 2000~01年シーズンは76ersをプレーオフ決勝に導き、MVPを獲得したスター選手もいまや34歳。左ひざを痛め、定期的に水を抜かなくてはならず、試合後のロッカールームでは恐る恐る歩いていたというほど衰えは顕著だ。
 76ersのステンファンスキ会長は「チームと彼の調和を保つことはとても難しい。彼が仕事と個人の生活のバランスを取ろうとしているようにね」とアイバーソンが置かれた状況に理解を示す一方、チームで浮いた存在であることもほのめかした。契約解除などの話はまだ表面化していないが、背番号「3」がコートに戻る日ははたして来るのか。(共同)

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2010年3月6日のニュース