カーリング選手権で「チーム青森」にくぎ付け

[ 2010年3月6日 18:09 ]

北見選抜と対戦するチーム青森の(左から)石崎、目黒、本橋の各選手

 バンクーバー冬季五輪のカーリング女子日本代表「チーム青森」が6日、北海道北見市常呂町で開幕した日本選手権に出場。人気選手の活躍を間近で見ようと、オホーツク沿岸の小さな町に、報道陣や約150人の観衆が詰め掛けた。

 目黒萌絵(25)、近江谷杏菜(20)、本橋麻里(23)、石崎琴美(31)、山浦麻葉(25)の5選手が勢ぞろい。「イエス」「ウォー」と選手の掛け声が響く中、観客は選手の一投一投にくぎ付けになり、とりわけ同町出身の近江谷、本橋両選手には「お帰り」と温かい声援が送られた。

 予選第1試合の対戦相手「北見選抜」のスキップ(主将)は近江谷選手の妹、七海選手(16)で、コーチも父の好幸さん(51)。“家族対決”の結果は9対3でチーム青森がギブアップ勝ちし、五輪代表の実力を見せつけた。

 試合後、目黒選手は「(氷上での)感覚が戻ってきて、明日からに向け良い入り方ができた」と満足げ。本橋選手は「ふるさとに戻った安堵感があった。地元の多くの人に見てもらいうれしかった」と話した。
 大会は11日まで。

 チーム青森は、初戦で北見選抜に9―3の大差でギブアップ勝ちし、5連覇に向けて好発進した。
 男子では4連覇を狙うSC軽井沢クラブが北見選抜に5―6で敗れた。
 大会は男女とも9チームずつが参加。総当たりの1次リーグを戦い、上位4チームが決勝トーナメントに進む。

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2010年3月6日のニュース