遼くんにもチャンスが!ウッズ不在で“戦国時代” 

[ 2010年2月23日 14:17 ]

 今季の米男子ゴルフツアーは既に8試合が終了し、すべて異なる優勝者が生まれた。世界ランキング1位のタイガー・ウッズ(米国)が不倫騒動の謝罪会見で復帰時期を明かさなかったこともあって“戦国時代”の様相を呈している。

 その象徴は世界選手権シリーズ(WGC)を兼ねた21日終了のアクセンチュア世界マッチプレー選手権だろう。石川遼がベスト16となったことしは、開催週の世界ランキング10位以内で16強に残ったのが準優勝のポール・ケーシー(英国)だけ。メジャー大会に次ぐ格付けのWGC今季初戦は、相次ぐ番狂わせが印象に残った。
 同選手権で米ツアー初優勝したイアン・ポールター(英国)は優勝記者会見で「タイガーは復帰するまでに世界ランクのポイントを落とす。誰でも1位に近づける」と語った。ロリー・マキロイ(英国)ら20代の若手の台頭も著しい。ウッズやフィル・ミケルソンといったおなじみの米国勢がランク上位を占める状況は過渡期に差しかかっているのかもしれない。
 4月に米ジョージア州で行われるゴルフの祭典、マスターズ・トーナメント。グリーンジャケットに袖を通す本命は不在の状況だ。18歳の石川が上位に名を連ねる可能性も十分にある。

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2010年2月23日のニュース