諸見里しのぶの描く人生設計「ゴルフは…」

[ 2010年2月23日 11:44 ]

開幕戦のホンダLPGAで36位の諸見里しのぶ

 日本の女子ゴルフツアー開幕を前に、諸見里しのぶが米ツアーで奮闘中だ。21日までタイのパタヤで行われた今季開幕戦のホンダLPGAを36位で終え、次戦は25日にシンガポールで始まるHSBC女子チャンピオンズ。二つの狙いを持って2連戦に臨んでいる。

 一つは3月5日に地元沖縄で迎えるダイキン・オーキッド・レディースへの準備。日本ツアー開幕戦、しかも所属先の主催大会にホステスプロとして出場する緊張感は「大変なもの」と言う。その前に実戦をこなし、十分に力を発揮できる状態をつくるつもりだ。
 米ツアー再挑戦への布石としたい考えも持つ。プロ2年目で本場へ乗り込んだ2006年は思うような結果を出せず、不完全燃焼のまま撤退した苦い思い出がある。
 昨季は日本ツアーで大躍進した。前年まで通算3勝だったが国内四大大会2勝を含む年間6勝。最終戦まで賞金女王を激しく争った末にランキング2位となった。技術的にも精神的にも「以前の弱い自分ではない」との自負が芽生えた。
 現在描く人生設計は「ゴルフは30歳まで。最後の5年間は米国で」。来年の7月に25歳になる。来季以降の米ツアー参加のために、東南アジア2連戦は成績よりもツアーの雰囲気や技術を肌で感じることが重要になる。

続きを表示

2010年2月23日のニュース