さあ決勝!桐蔭学園、初Vへ一丸“関東なめるな”

[ 2010年1月7日 06:00 ]

実戦形式の練習をする桐蔭学園・竹中

 第89回全国高校ラグビー大会は7日、東大阪市の花園ラグビー場で桐蔭学園(神奈川)―東福岡(福岡)の決勝を行う。初優勝を目指す桐蔭学園は6日、神戸市内のグラウンドで2時間の最終調整。

 高校日本代表候補は東福岡の8人に対しゼロだが、WTB竹中は「個人でかなわないが、集団で何とかするしかない。チームが一体になって動けばいい試合ができる」と意気込んだ。
 “東高西低”の高校ラグビー界で、東日本勢は第76回大会の国学院久我山(東京)以来12年間優勝なし。藤原監督は「関東はなめられているから結果を出したい」と静かに闘志を燃やした。竹中も東福岡の超高校級CTB布巻との対決に「スピードで振り切る」と宣言した上で「僕らが桐蔭の歴史を塗り替えたい」と初優勝を誓った。

 <東福岡、V&得点記録のW快挙狙う>2大会ぶりの優勝だけでなく、大会総得点の記録更新にも挑む。従来の最多記録は国学院久我山(東京)が第77回大会で記録した270点。準決勝まで243点のため、決勝で28点以上なら新記録となる。SO加藤を中心としたサインプレーや、FWの積極的なライン参加など他校を圧倒する攻撃力で、4試合で計38トライ。7人制日本代表候補のCTB布巻は「体を張ってチームの優勝に貢献したい」と気合を入れていた。

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2010年1月7日のニュース