実を結びつつある「関東スーパーリーグ」

[ 2010年1月7日 22:14 ]

 【全国高校ラグビー】優勝回数の最多は学校別では秋田工(秋田)が2位以下を大きく引き離しての15度。都道府県別では東京が大阪と並ぶ16度。そんな東日本勢も東京の国学院久我山が制した第77回大会を最後に頂点に立てないでいる。

 そんな“西高東低”の状況を打破しようと2002年に誕生したのが関東スーパーリーグだ。1都7県の上位校が集まり、春から秋にかけてリーグ戦を戦う。ハイレベルの試合を数多く経験させることで強化。BチームやCチームにも実戦の場を与えた。指導者間の情報交換も図る。現在は12校が参加。桐蔭学園のほか国学院久我山や流通経大柏(千葉)など7校が今回の花園に出場した。
 桐蔭学園の藤原監督は「公式戦と違って勝負にこだわらないので、いろんな選手を使えるのが大きい。経験を積んで選手層が厚くなった」と効果を強調する。準優勝に終わったが、最近5大会で決勝進出は2度と成果は出ている。今大会は不戦勝だった光泉(滋賀)を含む近畿勢4校を破った。同監督は「他校の先生と、何とかして優勝旗を箱根越えさせようと話している」と再挑戦を誓っていた。

続きを表示

2010年1月7日のニュース