桐蔭学園・竹中「東福岡に2連覇させるつもりない」

[ 2010年1月7日 18:47 ]

全国高校ラグビー大会で準優勝の表彰を受ける桐蔭学園・浜田主将

東福岡“大会記録”更新し、2大会ぶり日本一

 【桐蔭学園5―31東福岡】初の日本一にまたしてもとどかなかった。2度目の決勝の舞台は力負けだった。桐蔭学園は東福岡の牙城を崩せなかった。藤原監督は「やっぱり強かった。力の差があった」と潔かった。
 下馬評では劣勢だったが、奇策をせずに正攻法で挑んだ。大型FWには持ち前の低いタックルと素早い集散であらがった。先制トライを奪われた後、すぐにWTB金子のトライで追い付き、意地を見せた。
 ただ、後半は防御がやや甘くなり、踏ん張りきれなかった。相手の圧力に押されて2トライを許した。攻撃も攻め手を欠き、無得点に封じられた。再三、縦への突破を見せたWTB竹中は「個人が強くて、組織力があった」と悔しがった。
 先発メンバーのうち、竹中やSO小倉ら6人はまだ2年生だ。次回大会こそ優勝の期待が膨らむ。藤原監督が「やらなきゃいけないことは分かった」と闘志を燃やせば、竹中は「東福岡に2連覇させるつもりはない」と力強く言い切った。

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2010年1月7日のニュース